【レビュー】究極ノイキャンヘッドホン「MDR-1000X」

2019年12月11日

以前レビューしたSE-MS7BT-Tをヤフオクで売っぱらってからこのMDR-1000Xはすぐに中古で購入した。こいつの後継機の後継のWH-1000XM3も出たし購入してから2ヶ月以上経過したのでレビューしようと思う。16000円ぐらいだった。

今の私がヘッドホンに最低限求める事は
1.低中高音域がフラットである事
2.極端に重くない事
3.ワイヤレスと有線の両方で使用できる事
4.aptxとaacの両方に対応している事
5.良好な操作性
の5つ。

SE-MS7BT-Tは1と5を満たしていなかったがこいつはすべて満たしている。

カタログスペック

形式 密閉, ダイナミック
ドライバーユニット 40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用)
感度 103dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、98dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて)
マグネット ネオジウム
再生周波数帯域 4Hz-40,000Hz
インピーダンス 46 Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、14Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて)
コード長 約1.5m、銀コートOFC線、金メッキステレオミニプラグ(ヘッドホンケーブル)
コードタイプ 片出し(着脱式)
入力プラグ 金メッキL型ステレオミニプラグ
質量 約 275g(コード除く)
電源 DC3.7V : 内蔵充電式リチウムイオン電池
充電時間 約4時間
充電方法 USB充電
電池持続時間(連続音声再生時間) 最大20時間(NC ON時)
最大22時間(NC OFF時)
電池持続時間(連続通話時間) 最大24時間(NC ON時)
最大26時間(NC OFF時)
電池持続時間(待受時間) 最大34時間(NC ON時)
最大120時間(NC OFF時)
音声入力端子 ステレオミニジャック
内蔵マイク 型式:エレクトレットコンデンサー
指向特性:全指向性
有効周波数特性:100Hz-8,000Hz
通信方式 Bluetooth標準規格 Ver.4.1
出力 Bluetooth標準規格 Power Class2
最大通信距離 見通し距離 約10m
使用周波数帯域 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
変調方式 FHSS
対応Bluetoothプロファイル A2DP(Advanced Audio Ditribution)
AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
HFP(Hands-free profile)
HSP(Headset Profile)
対応コーデック SBC, AAC, aptX, LDAC
対応コンテンツ保護 SCMS-T方式
伝送帯域(A2DP) 20Hz – 20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) / 20Hz – 40,000Hz(LDAC 96kHzサンプリング、990kbps 時)

ソースはこ↑こ↓。てか公式の仕様の表では再生周波数帯域とインピーダンスが呼び方変えて同じ数値が2つ書かれてるのはなぜだろう。

MDR-1000Xの外見

中古だけど、箱も中身も全部揃ってて傷もほとんどなかったので状態は良かった。充電用のMicroUSBケーブルが付属してたんだけど、他のケーブルに紛れてどれが付属してたものか分からなくなったので、MicroUSBケーブルの画像だけ無い。

ハウジング部の画像
ハウジング側。RLの両方の上部にアクティブノイキャン兼通話用のマイクがついてる。R側が操作用タッチパネル。そしてL側にNFC。

イヤパッド側
イヤパッド側。SE-MS7BT-Tよりふかふか。てかむちゃくちゃフカフカ。昔使ってたMDR-10RC/Bと同じ材質な気がする。

スライダー部
スライダーを限界まで伸ばすとこんな感じ。

ハウジング下部の画像
ハウジング下部。L側は上からステレオミニのジャック、電源、ノイズキャンセリングのON,OFFボタン、アンビエントサウンドモードのノーマルモードorボイスモード切り替えボタン。R側に充電用のMicroUSB端子

ケース画像2 ケース画像1
これが付属ケース。イヤホンとかのケーブルを入れる為の場所?的なのが外側にある。

ヘッドホン格納画像
ヘッドホン本体を格納するとこんなかんじ。


付属のケーブル。

飛行機で使うやつの画像
飛行機の座席のやつにさすやつ。需要あんのかなこれ。

MDR-1000Xの使用感等

業界最強クラスのノイズキャンセリングについて

私にとってはじめてのアクティブノイズキャンセリング搭載製品。正直買うまではノイズキャンセリングなんて無くても良いだろって考えてたけど実際に使用してみて180度意見が変わった。

むしろ今じゃアクティブノイキャンないと外で聞けない。車乗ってるときとかにこいつ装着した瞬間エンジン音が殆ど聞こえなくなるし、自分の部屋ならPCのファンの音とエアコンの音が完全に消える。SONYのノイキャンは世界一神ってはっきりわかんだね。

アクティブノイズキャンセリングってマイクが拾った音の逆位相の音を常に鳴らしてるから耳に悪いんじゃねって言う人いるけどその逆位相の音で外の音相殺して消してるんだから悪いわけないんだよね。相殺されてるから。

むしろノイキャンのないヘッドホンのほうが周りの音にかき消されないように音楽の音量上げたりするから耳に悪いと思う。

因みにノイキャン特有のサーってホワイトノイズは一応あるけどノイキャンOFF時の周りの不規則な騒音と比べたら大したことない。

アンビエントサウンドモードとクイックアテンションモード

まずアンビエントサウンドモードのノーマルとボイスについて、

ノーマルモードだと音楽を鳴らしつつマイクで周りの環境音全てをひろう。音楽聴きたいけど周りの音にも意識を傾ける必要があるシチュエーションで有効だと思う。おそらく外で歩道を歩きながらこいつで音楽聞くときとかはノイキャンが強力だからこの機能を使わないと危ない。自分は引きこもってるしそもそも歩道歩いてるときに音楽なんて聞かないからあまり使わない。

ボイスモードはその名の通り、人の不要な騒音を軽減しつつ、人の音声を取り込むモード。音楽を継続して聞きながら電車や飛行機のアナウンスも聞き逃したくないときは便利。これは自分もたまに使う。

最後はクイックアテンションモードについて、

この機能は要するにハウジングのタッチパネルを手で覆ってる間だけ、音楽の音量小さくして、周りの音を集音する機能。自分はアンビエントサウンドモードに切り替える程でも無いときに使ってる。例えば音楽聞いてるときにに誰かに話しかけられたりしたときに軽く一言二言会話するような時。

音質

私の環境だとLDACが使えないのでaptX or AAC or SBC及び有線時の感想のみ。DSEE HXは SBC/AAC/aptXの3つで有効になる仕様らしい。

とりあえず、単純な音の評価は控えめに言って神。音の傾向は私が求めてたフラット。SE-MS7BT-Tのような高音シャリシャリでもなければMDR-10RC/Bみたいに低音マシマシってほどでもない。全音域が程よく聞こえる。あと今まで使ってきたヘッドホンのなかで一番立体感があった。AMSR等でも凄い心地の良い音が味わえる。

ワイヤレス時の音質についてはAAC(iPhone)とaptX(win10のメインPC)の両にFLACで保存してる曲をいくつか試してみたけど俺の糞耳だと違いが分からなかった。DSEE HXが凄い優秀なのかどちらも非常にいい音で聞こえる。

Mediapad M3がSBCにしか対応してないので試しにそちらに音源入れてみると流石に他のコーデックと違いがわかったがまぁそこまで気にする程ではない。そもそも端末すら違うので公平な比較じゃないかもしれんがaptX,AAC,SBCの切り替えをしながら試せる端末が手元にないからしゃーない。aptXと比べて動画でも遅延は気にならなかったが音ゲーはやめといたほうがいいかもしれん。

あと少しホワイトノイズが多い気がする(ノイキャンがOFFのときなのでノイキャンのノイズではないのと気がするだけなのでプラシーボかもしれない)。ほかにもSBCの仕様なのかしらないけど音量制御が端末側とヘッドホン側が独立して別々なので同期が取れてるaacやaptXと比べると使いづらく感じるしヘッドホン側で音量を上げすぎると音割れする。

因みにモバイル環境ではiPhoneのfoobar2000にOpusの100kbpsの曲を入れて使ってるけど耳に届く頃には非可逆圧縮二回されてる割にFLACと全然違いがわからん。これはヘッドホンが優秀というよりOpusが優秀なだけなのと俺の耳が糞なのが原因。

あと肝心の有線時の音。なんかMDR-10系より悪い的なこと書いてる記事をちょいちょい見かけるけど全然そんなことはない。たぶん使ってるDACがヘッドホンに内蔵されてる奴よりしょぼいんだと思う。確かにスマホに有線でさすとめっちゃ窶れた音がなるけど、ちゃんとしたUSB DACで鳴らすと無線のときよりいい音がでる。

まず、有線時は電源ONとOFFで結構音が違う。音が違うというより音圧が違う感じ。電源OFFだと音圧が結構下がるけど、音量上げりゃ問題ない。ONのときは内蔵のアンプに電池から電力が供給されて増幅されてるのか結構音圧が上がる。あとノイズキャンセリングが使える。静かな場所でノイキャン要らなくて有線で聞くってときは普通にOFFでも良いと思う。

操作性

超優秀。もうボタンカチカチやるタイプのヘッドホン使えない。スワイプで殆ど操作できるのがここまで楽なのかと思った。

ハウジングを前にスワイプすると次の曲、後ろで前の曲、上下で音量が調整できる。ダブルタップで一時停止or再開。ハウジングを手で覆うとクイックアテンションモードが触ってる間だけ有効になる。

ノイズキャンセリングの切り替えとアンビエントサウンドモードを常時ONするときはボタン操作が必要。

装着感

上でも書いたけどイヤパッドがふかふか。側圧も理想的で頭が痛くならない。

携行性

重さも以前使用していたSE-MS7BT-Tより15gほど軽くなり、折り畳めて専用ケースもあるのでかなり取り回しやすくなった。折り畳めるとはいっても流石にMDR-10RC/B並のサイズにはならないけど。

まとめ

非常に素晴らしいヘッドホンを安く買えたと思う。最近はあまりSONY製品は買ってなかったけど改めてSONY製品は素晴らしと実感した。

後継機の後継のWH-1000XM3が出た影響でヤフオクの1000XM2の値段が17000~20000円とかに下がってるから、1000Xは多分それより安く変えると思う。お金なくて優秀なノイキャンヘッドホンが欲しい人は1000Xをヤフオクで狙うと良いかも。

1000XM2との違いは設定用のアプリが付いたのと飛行機用の気圧センサーが付いたぐらいだから飛行機頻繁に乗るわけでも無いなら1000Xのほうがコスパ良いと思う。1000XM3はもともと強力なノイキャンが更に大幅強化されたっぽいからお金ある人は1000XM3買えばいいと思う。